横浜大空襲69年「戦争やめて」 民の犠牲生涯訴え 神奈川県戦災障害者の会鋤柄さん(93)逝く

2014.5.28東京新聞より
横浜大空襲69年「戦争やめて」 
民の犠牲生涯訴え 神奈川県戦災障害者の会鋤柄敏子さん(93)逝く
太平洋戦争末期、約8000人が死亡したとされる米軍の横浜大空襲から29日で69年。この空襲で重いやけどを負い、「神奈川県戦災障害者の会」の会長を務めた鋤柄敏子さんが昨年12月、93歳で亡くなった。戦争の恐ろしさを訴え続けた人生。特定秘密保護法が成立するなど平和憲法が揺らぐ時期の死に支援者らは「思いを受け継がなければ」と決意を新たにしている。
支援者の聞き取りによると、鋤柄さんは、東京駒込の自宅を4月の空襲で焼かれ、疎開中だった1945年5月
29日、横浜市港北区の知人宅で大空襲に遭った。25歳だった。隠れた縁の下から這い出したとき、鉄の筒に油脂を詰めた焼夷弾が炸裂し顔などに大やけどを負った。
 70年代、空襲の負傷者の団体が全国に作られ、鋤柄らも76年に神奈川県戦災障害者の会を設立。やけどをした人や手足を失った人など約20人が集り、鋤柄さんが会長になった。国に援護法制定を求める署名を
集め、自治体を訪ねて援護や調査を要望。県と19市の議会で政府への意見書が可決された。
 それでも、国は動かなかった。
 会員の高齢化で活動が難しくなってからも、「生きているだけで平和の使者」と励まし合い、小中学校などで「戦争をしてはいけない」と呼び掛けた。
Y小2014.5.28東京新聞「横浜大空襲」.jpeg
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