〔秘密保護法成立〕【「違う」声結集を! 駄目だと思ったら負け】脚本家小山内美江子さん

2013.12.7東京新聞より
〔秘密保護法成立〕
【「違う」声結集を! 駄目だと思ったら負け】脚本家小山内美江子さん
 あの時代に戻してはいけない。脚本家の小山内美江子さん(83)は、特定秘密保護法の成立に深い危機感を抱く。思春期を戦時下で過ごした経験から、自由にものが言えず、若者が戦争に駆り出されるような世の中の再来を恐れている。そのために「みんなで声を上げ続けよう」と呼び掛ける。

 昨年12月2日、国会近くで開かれた反対集会に参加した小山内さんは、「私は何も言えない時代を経験してきた。ものを思うこと、ものを話すことを止められたら人間は人間でなくなってしまう」と訴えた。

 法律は成立した。だが、小山内さんは力を込める。「全てが決まったから駄目だと思ったら私たちの負け。これからも戦争に向かう流れに抗して、声を上げていくしかない。『それは違う』と言い続けなければ」
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